植物プランクトンとの大きな違いは、細胞に葉緑体がないので、光合成ができないことです。必要な栄養物質を自分で作り出すことができないため、植物プランクトンや動物プランクトンを食べて生活しています。そして動物プランクトンは、魚のエサとなることから、植物プランクトンと魚の架け橋となり、生態系の中で重要な役割りをしています。 動物プランクトンは、大きく分けて4つに分けることができます。 |
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原生動物(げんせいどうぶつ) |
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根足虫(こんそくちゅう)【アメーバ】のなかま |
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ナベカムリ属 |
ウロコカムリ属 |
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繊毛虫(せんもうちゅう) |
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ストロンビディウム属 |
チンチニディウム属 |
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ツリガネムシ科 |
繊毛虫綱 |
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輪形動物(りんけいどうぶつ) |
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輪虫(わむし) |
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カシラワムシ属 |
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サヤガタワムシ属 |
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ネズミワムシ属 |
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線虫(せんちゅう) |
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線虫綱 |
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腹毛動物(ふくもうどうぶつ) |
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イタチムシ |
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イタチムシ綱 |
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節足動物(せっそくどうぶつ) |
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甲殻(こうかく) |
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ゾウミジンコ属 |
児島湖では繊毛虫門多膜綱のチンチニディウム属の数が夏、冬もかなり多かったが、春は特に多かったです。2番目は、繊毛虫門少膜綱のツリガネムシ科でした。3番目は、輪形動物門単生殖巣綱のネズミワムシ属でした。種類の数は、春が1番多かったです。 |
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チンチニディウム属 |
ツリガネムシ科の |
ネズミワムシ属の |
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児島湖では春と同じように、繊毛虫門多膜綱のチンチニディウム属が多かったです。2番目は、輪形動物門単生殖巣綱のミジンコワムシ属でした。3番目は輪形動物門単生殖巣綱のテマリワムシモドキ属でしたが、他のワムシのなかまや、節足動物のノープリウス幼生も同じくらい多かったです。 |
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チンチニディウム属 |
ミジンコワムシ属 |
テマリワムシモドキ |
ノープリウス幼生 |
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児島湖では繊毛虫門少膜綱のツリガネムシ科の数が多かったです。2番目は、夏と冬は確認されなかった肉質鞭毛虫門葉状根足虫綱のネベラ属が多かったです。3番目は、輪形動物門単生殖巣綱の Brachionus calyciflorus f. anuraeiformis でした。 |
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ツリガネムシ科の |
ネベラ属 |
ツボワムシ属の |
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児島湖では繊毛虫門多膜綱のチンチニディウム属の数が、春ほどではありませんが多かったです。2番目は、同じく多膜綱の Strombidium viride でした。3番目は、輪形動物門単生殖巣綱のドロワムシ属でした。 |
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チンチニディウム属 |
ストロンビディウム属 |
ドロワムシ属の |
ツリガネムシ科の |
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動物プランクトンのまとめ |
春夏秋冬各一回、児島湖を含む5箇所の調査地点で動物プランクトンの調査をしました。調査した結果、繊毛虫のなかまはどの調査点においてもほかの種と比べて多かったです。繊毛虫のチンチニディウム属は、児島湖での春の個体数が3万を超えるほどでした。 |