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茹でモクズガニ(と味噌汁)
茹でモクズガニ   モクズガニは、淡水産のカニの中では大型で、食用にする地域も多くあります。中国料理で使われるチュウゴクモクズガニ(上海蟹)と近い仲間で、食べ方も似通っています。食べる部分は主に甲羅の中の「ミソ」の部分です。塩ゆでして、酢醤油やポン酢につけて食べるのが一番手っ取り早いでしょう。
ハサミ脚以外の脚は細いため、中の身を取り出すのは手間がかかります。今回はダシとして利用し、味噌汁に仕立ててみました。
調査員 淡水産のカニは、寄生虫がいるおそれがあるため、生食は危険です。必ず熱を通して食べるようにしましょう。
 
 
調理手順
調理手順1   調理手順2   調理手順3
 
児島湖産の天然モクズガニ。1日きれいな水の中に放っておいてから調理します。
鍋に水をたっぷり張り、モクズガニを入れ、塩を少し加えます。
  鍋にフタをし、強火にかけます。熱くなってくると、中のモクズガニが暴れ出すので、煮えて動かなくなるまで、フタから手を離さないようにして下さい。   15分ほど茹でてから、ザルに上げます。熱いうちに甲羅を開けて、中のミソにポン酢を少し付けていただきます。
調理手順4   調理手順5    
 
細い脚は別にとっておき、一旦洗い、鍋に入れて水を張り、火にかけます。包丁やハサミで所々切っておけば、より多くダシが出るでしょう。   十分にダシが出たところで火を止め、味噌を溶き入れて完成です。  
 
試食・感想
ミソの味わいは格別です。小さな甲羅の中いっぱいに詰まっていて、夢中になって食べてしまいます。食感は塩ウニに近いでしょうか。海産のカニのミソに比べるとしっかりしているように思います。また、海産のカニのミソのような苦味は感じられず、まろやかに感じられました。カニの好きな方なら、きっと気に入ると思います。川魚などを売っている市場に行けば、手に入るかもしれません。
味噌汁も美味しかったのですが、少しカニの風味が薄いように感じました。味噌汁を作るなら、脚を所々で切断してから火にかけるのがいいかと思います。

※調理する前に、きれいな水の中で何日か泥抜きをする場合、できるだけ大きい、タライのような容器を使ってください。モクズガニは丈夫で、そうそう弱らないのですが、バケツのような狭い入れ物に何匹も入れておくと、もみくちゃに重なって、酸素不足や汚れのせいで弱って死んでしまう場合もあります。

 
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