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ナマズの唐揚げ
ナマズの唐揚げ   ナマズを食べる、というと、怖気づいてしまう方もいるかもしれません。しかし、ナマズを食用にしている国は少なくありませんし、私たちが日ごろ親しんでいるウナギやアナゴにしたところで、ぬめぬめとした長い体つきは、ナマズと何ら違うものではありません。上品な白身で、なかなか美味しいものですから、是非一度試してみてください。
ナマズを出す店は関東に多く、調理法は天ぷらや蒲焼きが主流です。今回は、薄く衣をつけただけで、簡単に唐揚げにしていただきます。
調査員 生きているうちは少々気持ち悪く思えても、頭を落とし、三枚におろしてしまえば、途端に美味しそうに見えるのですから、不思議なものですね。
 
 
調理手順
調理手順1   調理手順2   調理手順3
 
児島湖産天然ナマズ。本当は数日かけてきれいな水の中で泥抜きしたほうがいいのですが、今回は獲れたてをそのまま調理してみます。   頭を落とし、腹を開いてはらわたを取り去ります。腹の中には、緑色をした卵がいっぱいに詰まっていました。
この時、腹の内側にこびり付いている黄色い脂肪を丁寧に取り除いてやると、身の臭みを減じることができます。
  表面のぬめりをきれいにこそげ取ります。かなり頑固にぬめりが出てきますので、包丁でこそげ取るなり、表面に塩を振って揉み込むなり、色々とやってみて、とにかく取れればいいかと思います。
調理手順4   調理手順5   調理手順6
 
はさみや包丁を使って、尾びれを切り取ります。   下ごしらえの済んだナマズの身を適当な大きさに切り、表面に片栗粉を薄くまぶしつけます。鍋に油を熱し、中温程度で、ナマズの表面が狐色に色づくまでじっくりと火を通します。   揚がったナマズが熱いうちに塩を振り、味をよくなじませ、皿に盛って、お好みではレモンなどを振っていただきます。
 
試食・感想
身は柔らかく、きれいな白身で、小骨などもなく、すんなりと食べられます。ただ、泥抜きをしなかったせいか、後味に、かすかに泥臭い風味が感じられました。それほど気になるわけではなく、美味しくいただいたのですが、やはり泥抜きはするに越したことはないということでしょうか。もしくは、今回のように、ほとんど味付けせずに済ませるのではなく、衣をつけて揚げる前の段階で、ニンニクやショウガ、酒、しょうゆなどに漬け込んで下味をつけておけば、泥抜きしていないナマズでも問題なかったかもしれません。
地方によっては、ナマズを「川フグ」と呼び、生のまま刺身で食べることもあるといいます。ただ、寄生虫の心配がありますので、家庭で調理する場合は、熱を通して処理するのが無難です。どうしても生で食べてみたいという方は、専門の料理店を探し、プロの方が処理したものを食べるようにした方がいいでしょう。
 
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