魚類メニュー
魚用語解説ページへ
 
ウロハゼ   ウロハゼ
ハゼ科ハゼ亜科ウロハゼ属
学名:Glossogobius olivaceus
全長:20cm
県内分布:河口域と汽水域
地方名:クロハゼ

 

上から見たウロハゼの頭部形態
日本にいるハゼの仲間では、大きい部類に入ります。口は大きく、下あごは上あごより前に出ていて、しゃくれているように(受け口に)見えます。舌の先端部は、中央が深く切れ込んでいます。
体色は緑がかった褐色~茶褐色で、体側には黒い斑紋があります。眼の後ろから第1背びれの前までの間に小さく黒い点が並んでいます。
マハゼに似ていますが、ウロハゼの特徴である「受け口」や「第1背びれの前の黒点」などを見ることで、見分けることができます。

(右画像:ウロハゼを上から撮った画像です。よく見ると、第1背びれの前に黒い点があります。)
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)

産卵
産卵期は夏で、岩の穴などを巣にして産卵します。
産卵後、オスは胸びれで卵に新鮮な水を送るなどの世話をします。

生活
汽水域や内湾にすんでいて、底が砂や砂泥になっている場所を好みます。
肉食性で、小魚や甲殻類、多毛類などを食べます。

 
  調査隊 素焼きのつぼを沈めてウロハゼを捕る、「ハゼつぼ漁」という漁があるんだって!  
 

メモ
煮付けにすると大変おいしい魚で、岡山でも昔から食用にされています。

当サイト内の全ての情報の無断使用を禁ず
© 児島湖と児島湖流域の生物 All Rights Reserved.
▲ページトップ▲