形態
背部は淡褐色、腹部と体側は銀白色で、体側に赤みを帯びた7~10個ほどの横斑が並んでいます。上から見ると、背中に黄色っぽい線があります(右の画像を参照)。また、背中のうろこは比較的大きいので、背中に黒い網目模様がついているようにも見えます。尻びれは大きく、三角形に見えます。また、ひれが黄色っぽくなっている個体もいます。オスは、メスよりも大きくなります。
(右画像:上から見たオイカワの画像。背中にある黄色の線が、よくわかります。)
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)
産卵
産卵期は5~8月で、岸に近く、流れのゆるいところにある砂礫底で産卵します。
オスの婚姻色はとても派手で、体側に金属光沢のあるピンク色や青緑色の模様が現れます(1番上の画像参照)。また、頭部や尻びれなどに追星(体やひれにできる突起)がはっきりと出ます(右の画像参照)。オスは、産卵に適した場所を巡って、激しい縄張り争いをくりひろげます。
産まれた卵は、2~4日でふ化します。
生活 流れのある中流域か流れのゆるやかな下流域、湖にまで広く分布しています。 生息環境によって食性が変化し、付着藻類から水生昆虫、落下昆虫、底生動物、浮遊動物などを食べ、餌のとり方も、変化に富みます。 ふ化してから約2~3年で8~12cmになり、成熟します。
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