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ドジョウ   ドジョウ
ドジョウ科ドジョウ属
学名:Misgurnus anguillicaudatus
全長:8~15cm
県内分布:県中南部の河川、池、沼、小溝、水田

 

ドジョウのひげ形態
体は細長く、円筒形をしています。体色は茶褐色~褐色で、黒っぽい斑紋がついていることもあります。
尾びれと背びれには、暗色の小さな斑点が沢山あります。
口ひげは5対あり、3対は上唇、2対は下唇についています(右画像参照)。
また、オスは成魚になると胸びれが長く伸び、背びれのあたりがこぶのようにふくらみます。
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)

産卵
産卵期は6月~7月で、夜間に産卵します。
産卵は主に水田のようなは一時的水域(増水により水辺となった水深の浅い場所)で行われ、卵は泥の上にばらまかれます。産卵の際には、オスがメスに巻きつくような行動を取ります。

生活
雑食性で、底生藻類や付着藻類、イトミミズ、ユスリカの幼虫、泥の中にある有機物などを食べます。
底に泥が堆積している場所を好み、泥によく潜ります。冬になると、泥底に潜って冬眠することもあります。
ドジョウはえら呼吸だけでなく、腸呼吸もできます。腸呼吸ができることにより、えら呼吸しかできない魚と比べて、溶存酸素が少ない場所でも生活することができます。

メモ
昔から重要な食用魚として利用されており、蒲焼きや柳川なべなどの料理が有名です。

 
  調査隊員 身近な魚の1つだったけど、近年は農業形態の変化に伴い個体数を減らしているよ。  
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