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イトミミズ科の一種   イトミミズ科の一種
ナガミミズ目イトミミズ科
学名:Tubificidae gen.sp.
体長:約100㎜
生息域:流れのない場所、湖、池沼、水田、用水路

 

特徴
泥土質の河床に多く生息している、イトミミズの仲間です。
イトミミズの仲間は、通常、体の片側を水底の泥の中に突っ込んだ状態で暮らしています。泥に埋まった方が頭部で、水中に泳がせているほうが尾部です。泥に突っ込んだ頭から、土中の有機物を摂取し、外に出した尾の側から糞を排出します。食物の摂取と排泄物の処理を同時に行えるため、理にかなった姿勢であると言えます。
排出された糞は蓄積すると、栄養豊富な層をなすため、水田などでは、稲の生育に一役買っています。

食性
腐食性で、泥の中の有機物などを食べます。

繁殖方法
イトミミズの仲間は雌雄同体ですが、交尾を行い、2個体それぞれが産卵します。泥の中に卵のかたまり(卵包)を産み付けます。

 
  調査隊員 イトミミズの糞は、田んぼの土を肥やすだけでなく、雑草の種を埋没させて芽が出ないようにする、除草の効果もあると言われています。  
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