特徴
砂泥の底質に多く生息している巻き貝です。
チリメンカワニナの殻の表面には、縦肋(じゅうろく。縦方向の、凹凸のある線)が顕著に現れます。その縦肋と螺肋(らろく。横方向の、凹凸のある線)が交差し、寸断されて粒状になった縦肋が、殻全体に走っているのが特徴です。ただ、チリメンカワニナは地方変異が激しく、このような縦肋を持たない個体もいます。
カワニナやクロダカワニナと違い、湖などにも生息していることがあります。
食性
雑食性で、付着藻類、落ち葉や朽ち木のほか、魚の死がいなども食べます。
繁殖方法
5~10月にかけて交尾が行われます。カワニナと同じく卵胎生で、一度に産む子貝は100個ほどです。子貝の殻には小さいうちから、縦肋や螺肋が現れます。大きさはクロダカワニナよりも少し小さく、1.5~2mmほどです。
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