底生メニュー
指標生物解説バナー
 
チリメンカワニナ   チリメンカワニナ
ニナ目カワニナ科
学名:Semisulcospira reiniana
殻高:30~45㎜
生息域:流れのゆるやかな河川、用水路、湖沼

 

特徴
砂泥の底質に多く生息している巻き貝です。
チリメンカワニナの殻の表面には、縦肋(じゅうろく。縦方向の、凹凸のある線)が顕著に現れます。その縦肋と螺肋(らろく。横方向の、凹凸のある線)が交差し、寸断されて粒状になった縦肋が、殻全体に走っているのが特徴です。ただ、チリメンカワニナは地方変異が激しく、このような縦肋を持たない個体もいます。
カワニナクロダカワニナと違い、湖などにも生息していることがあります。

食性
雑食性で、付着藻類、落ち葉や朽ち木のほか、魚の死がいなども食べます。

繁殖方法
5~10月にかけて交尾が行われます。カワニナと同じく卵胎生で、一度に産む子貝は100個ほどです。子貝の殻には小さいうちから、縦肋や螺肋が現れます。大きさはクロダカワニナよりも少し小さく、1.5~2mmほどです。

 
  調査隊員 別名・ドリルカワニナ。ウソです。
殻の凹凸が目立つので、カワニナの仲間では一番目に付きやすい貝かもしれません。「清流に住む」というイメージのあるカワニナですが、このチリメンカワニナは湖にも住んでいる、ちょっと風変わりなカワニナです。
 
当サイト内の全ての情報の無断使用を禁ず
© 児島湖と児島湖流域の生物 All Rights Reserved.
▲ページトップ▲