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マツモムシ   マツモムシ
カメムシ目マツモムシ科
学名:Notonecta triguttata
体長:約13㎜(成虫)
生息域:流れのゆるやかな河川、用水路、水田、池沼

 

特徴
流れがないかゆるやかで、水草の繁茂した水域に広く生息する、カメムシの仲間です。
マツモムシは、腹を上にして、まるで背泳ぎをするように水面近くを泳ぎます。一風変わったこの姿勢は、腹部に呼吸のための空気を溜めており、空気の浮力が働いていることによります。
オールのような長い後ろ脚を持っており、この脚を使って上手に泳ぎます。水の汚れに強く、汚れた水域にも多く見られます。

食性
肉食性で、オタマジャクシや小魚、他の水生昆虫など、水面近くの獲物を捕食します。針のように長く伸びた口(吻)を獲物に突き刺し、体液を吸い取ります。

繁殖方法
マツモムシの繁殖は、早春から夏にかけて行われます。交尾を終えたメスは、水草などに、細長い楕円形の卵を一つずつ産み付けます。産み付けられた卵は、およそ10日ほどでふ化します。

 
  調査隊員 マツモムシの幼虫は成虫と同じような姿をしています。背泳ぎをしているような奇妙な泳ぎ方も、幼虫の一番最初の段階からずっと変わりません。  
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