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アメンボ   アメンボ
カメムシ目アメンボ科
学名:Aquarius paludum paludum
体長:11~16㎜(成虫)
生息域:流れのゆるやかな河川、池沼、用水路、水田

 

特徴
陸に近い水際に多く生息する、カメムシの仲間です。
アメンボは「飴ん棒」と書きます。この名前は、背中にある「後胸腺」という器官から、まるで飴のような甘いにおいのする液体を分泌することに由来しています。
アメンボが水面に浮くことができるのは、体を覆っている銀色の微毛のためです。この微毛が水をはじき、アメンボの脚を押し返そうとする水の力(表面張力)を利用することによって、体を浮かせています。水面を泳ぎながら獲物を探し、長く伸びた口(吻)で小動物の体液を吸います。

食性
肉食性で、水に落ちた昆虫のほか、死がい、動物プランクトンなども食べます。

繁殖方法
アメンボの交尾は5~6月にかけて行われます。メスは産卵の時だけは水中に潜り、水生植物の茎などに卵を産み付けます。

 
  調査隊員 産卵の時だけ水に潜るアメンボ。体が水をはじくせいで、潜りたくても潜れないのかと思ったら、そういうわけではないんですね。それにしても、アメンボが水中を泳ぐというのは、ちょっと想像できない光景です。  
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