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ミズムシ   ミズムシ
等脚目ミズムシ科
学名:Asellus hilgendorfii
体長:10㎜
生息域:流れのゆるやかな河川、湖沼、用水路
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特徴
水草の茂った場所に多く生息しています。
まるでダンゴムシのような姿をしています(ダンゴムシもミズムシも、甲殻類・等脚目に属しており、お互いに近い仲間です)。昆虫ではなく、エビなどに近い種です。動きはあまり活発ではありません。水草の陰でじっとしている他、水底の石の裏や、水中の朽ち木のすき間などに多く潜んでいます。
日本のミズムシの仲間には、地下水に生息する種も見られますが、地表の水の中に生息しているのは、本種だけです。

食性
植食性で、水底の落ち葉や藻類を食べます。 水中の腐植物を掃除してくれるため、その環境にとっては有益な存在であるといえます。

繁殖方法
雌雄が交尾し、産卵を行います。 メスは、エビの仲間と同じように、産んだ卵を自分の腹の下に抱え、ふ化するまでの間保護します。 産卵の後も生き続け、一生涯の間に複数回交尾・産卵を繰り返します。

 
  調査隊員 ミズムシの属する等脚目には、海岸の嫌われ者「フナムシ」もいて、比較的近い仲間です。フナムシの姿形はそのままで、大きさを1cmくらいに縮めたら、ちょうどこのミズムシのようになるんじゃないでしょうか(フナムシは泳げませんが)。  
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