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ミズカマキリ   ミズカマキリ
カメムシ目タイコウチ科
学名:Ranatra chinensis
体長:40~45㎜(成虫)
生息域:流れのゆるやかな河川、池沼、用水路
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特徴
水生植物が繁茂した場所に多く生息する、大型の水生昆虫です。
名前の通り、カマキリとよく似た姿をしていますが、全く別の種です。しかし、強い力を持ち、鎌のような前脚で獲物を捕食する点ではカマキリと同じです。腹部の先端に、体長と同じくらいの、長い呼吸器を持っているのが特徴的です。
泳ぎはあまり上手くありませんが、体を乾かせば、翅(はね)を用いて飛ぶことができます。空中を飛んで生息域を広げられるため、環境の変化には強い種であると言えます。
寿命は通常1年で、中には2年生きる個体もいます。

食性
肉食性で、動くものに襲いかかる習性があります。水生昆虫のほか、オタマジャクシや小魚なども捕食します。獲物を食べる際は、長く伸びた口(吻)から獲物の体に消化液を送り込み、溶けた肉を吸い取ります。

繁殖方法
5~7月にかけて交尾が行われ、メスは陸上の湿り気のある場所に卵を産み付けます。ふ化した幼虫は、すぐに水中生活に入り、約40日間で成虫の姿になります。

カマキリとミズカマキリ
 
  調査隊員 姿のよく似たカマキリとミズカマキリ。本人同士は、お互いに区別がついているのでしょうか。  
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