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イトミミズ科(エラミミズ属)   エラミミズ属の一種
ナガミミズ目イトミミズ科
学名:Branchiura sp.
体長:100㎜
生息域:流れのない場所、湖、池沼、水田、用水路
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特徴
泥質の河床に多く生息する、イトミミズの仲間です。
一目見る限りでは、通常のイトミミズと区別が付きませんが、エラミミズは、尾の先に糸状のエラ突起が見られ、この尾を水中でゆすって呼吸を行います。突起は非常に細く、肉眼では、尾の先がボヤーッとけぶっているように見えます。
汚れた水に多く見られ、水中の酸素量が少なくても生息が可能です。 通常のイトミミズに比べると、やや浅い場所に生息しているようです。

食性
腐食性で、泥の中の有機物などを食べます。

繁殖方法
エラミミズは雌雄同体ですが、交尾を行い、2個体それぞれが産卵します。泥の中に卵のかたまり(卵包)を産み付けます。

 
  エラミミズの尾の拡大写真。細いエラ突起が何本も生えています。→ エラミミズ属  
  エラミミズ以外のイトミミズの尾の拡大写真。尾部に何本かの剛毛が生えているのが確認できます。→ イトミミズ科  
 
  調査隊員 エラミミズ以外でも、尾部に突起(エラではなく、剛毛という組織です)が生えていることがありますが、エラミミズの方は、びっしりとすき間なく生えそろっているのがわかりますね。  
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