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ガガンボ科の一種   ガガンボ科の一種
ハエ目ガガンボ科
学名:Tipulidae gen.sp.
体長:10~25㎜(幼虫)
生息域:流れのゆるやかな河川

 

特徴
やや汚れた水域の、朽ち木、落ち葉、水草などの多い河床に多く生息するハエの仲間です。
イモ虫状の体をしており、脚はありません。同じような姿をした底生生物のなかでは、際立って大きな体をしていて、50mmに達する個体も見られます。ガガンボの仲間は多く、日本には700種類ほどがいると言われています。
成虫になると、大きなカの姿になりますが、ヒトの血を吸うことはありません。

食性
多くの種は食植性で、付着藻類、落ち葉、朽ち木、植物プランクトンなどを食べます。しかし一部では、ユスリカの幼虫などを好んで捕食する、肉食の種も存在します。

繁殖方法
ガガンボの仲間の生活史は長さにばらつきがあり、温暖な地域に生息する種は、通常1年に1~2回羽化し、交尾と産卵を行います。成虫は水中のコケなどに卵を産み付けます。

 
  調査隊員 ガガンボの成虫は、別名をカトンボとも言います。カのようなトンボのような、大きな体をしているからですが、体はもろく、脚などは簡単に取れてしまいます。特に悪さをするわけでもないのに、大きな体が気味悪がられて、人に嫌われているのは少し気の毒です。  
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