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シロタニガワカゲロウ   シロタニガワカゲロウ
カゲロウ目ヒラタカゲロウ科
学名:Ecdyonurus yoshidae
体長:10~15㎜(幼虫)
生息域:流れのゆるやかな河川、湖沼

 

特徴
中流から下流までの、比較的広範囲にわたって生息する、カゲロウの仲間です。
シロタニガワカゲロウが属するヒラタカゲロウ科の幼虫は、その名の通り、上から押しつぶされたような、平たい体をしています。ただ、その中でも、本家本元の(と言うと、おかしな言い方かもしれませんが)ヒラタカゲロウは尾が2本しかなく、このシロタニガワカゲロウが属するタニガワカゲロウ属の幼虫は3本の尾を持っている点で、両種の区別が可能です。
シロタニガワカゲロウならではの特徴としては、頭部の前縁(一番前側の、口に近い部分)に、等間隔に並んだ白い斑点が4つあることが挙げられます。

 
  シロタニガワカゲロウの頭部の拡大写真。小さな斑点が4つ並んでいるのが確認できます。→ シロタニガワカゲロウの頭部  
 

食性
植食性で、主に水中の藻類を食べます。

繁殖方法
シロタニガワカゲロウの成虫は、4月から12月までの長期間にわたって見られます。オスは交尾前に群れを作って飛び、空中で交尾を行います。

 
  調査隊員 「シロ」タニガワカゲロウとは言いますが、白い色をしているのは成虫になってから。幼虫では、真っ黒な色をしたものが多く見られます。さらに、クロタニガワカゲロウなんていう別の種類もあったりして、紛らわしいったらないですね。  
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