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フタバカゲロウ   フタバカゲロウ
カゲロウ目コカゲロウ科
学名:Cloeon dipterum
体長:約8㎜(幼虫)
生息域:湖沼、湿地、水田

 

特徴
水の流れのない様々な場所に生息する、カゲロウの仲間です。湖などの広域な水域だけでなく、庭先の水たまりなどに生息していることもあります。
フタバカゲロウの幼虫は、腹部に葉の形をしたエラを7対持っていますが、名前通りに、このエラの1枚1枚が、双葉状に分かれています。また、3本の尾の中程が、それぞれ帯状に濃くなっているのも特徴で、この尾の模様によって、近縁種と区別することが可能です。

食性
食植性で、岩や水生植物の表面に生えた藻類をはぎ取って食べます。

繁殖方法
春から秋までの長期間にわたって連続的に羽化し、交尾と産卵を行います。メスは交尾の後も、体内の卵が十分に成熟するまで生き続け、ふ化する直前の卵を水中に産み落とします。水に落ちた卵はその直後にふ化し、そのまま水中生活に移行します。

 
  調査隊員 フタバカゲロウのメスは、交尾を終えてから産卵するまで、およそ2週間ほど生き続けます。羽化後数時間で死んでしまう種も多いカゲロウの中では、かなり長生きだと言えますね。  
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