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カワゲラ科の一種   カワゲラ科の一種
カワゲラ目カワゲラ科
学名:Perlidae gen.sp.
体長:10~30㎜(幼虫)
生息域:河川の平瀬、渓流
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特徴
河川の上流域の、石の下などに多く生息する水生昆虫です。
一見するとカゲロウの幼虫によく似ていますが、細部でははっきりと差異が見られます。多くのカゲロウが、腹部に3本の尾、脚の先に1本の爪を持っているのに対し、カワゲラの尾は2本、脚先の爪も2本です。また、胸の下に、ふさ状になったエラが見られるのが特徴です。
成虫になると4枚の翅(はね)を持つようになりますが、あまり飛ぶのは得意ではありません。成虫の姿は、翅を持つほかは、幼虫とよく似通っています。

 
  カワゲラの腹面。脚の付け根あたりに、ふさ状になったエラが並んでいます。→ カワゲラの腹面  
 

食性
種によって異なりますが、カゲロウやトビケラの幼虫などの水生昆虫、付着藻類などを餌にします。

繁殖方法
春から秋にかけて羽化し、交尾と産卵を行います。メスが腹部に付けた卵のかたまり(卵塊)を水面に触れさせると、卵は水中に散らばり、水底の石などに付着します。

 
  調査隊員 幼虫のうちは固形物を食べているカワゲラですが、羽化して成虫になると、口が退化して、水分しか摂取できなくなってしまいます。  
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