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ベッコウバエ科の一種   ベッコウバエ科の一種
ハエ目ベッコウバエ科
学名:Dryomyzidae gen.sp.
体長:約8㎜(幼虫)
生息域:汽水湖など

 

特徴
汽水湖などの止水域に生息している、ハエの仲間です。
ベッコウバエの幼虫には、海水域で生活する種があり、これについては、詳しい生態が分かっていますが、今回、汽水湖である児島湖で確認された幼虫がそうであるかは確証がなく、ベッコウバエ科の幼虫であるという事以外は、詳しく述べることができません。ただ、ベッコウバエ科の幼虫の特徴として、いくつかに分かれた体節それぞれから、短い脚のような突起が生えていることが確認できます。

食性
海水産のベッコウバエの幼虫は全てフジツボを餌にしますが、本種の食性は不明です。

繁殖方法
海水産の1種では、5~6月にかけて成虫が見られます。成虫はおおよそ10~20日ほどの寿命で、メスは、ゼラチン質に包まれた卵を、フジツボのくぼみに産み付けます。
本種の繁殖方法は不明です。

 
  調査隊員 ベッコウバエの幼虫については、あまり研究が進んでいないため、詳しい生態を説明することができないのが残念です。締切堤防で海とつながっている児島湖で見つかった幼虫ですから、ひょっとしたら、海に住む種類の幼虫が、児島湖に流されてきたものなのかもしれません。  
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