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ドブガイ   ドブガイ
イシガイ目イシガイ科
学名:Anodonta woodiana japonica
殻長:約200㎜
殻高:約80㎜
殻幅:約50mm
生息域:流れのゆるやかな河川、池

 

特徴
砂や泥などの河床の、陽のあたる場所に多く生息する二枚貝です。
殻は卵型をしており、同じ仲間のイシガイマツカサガイなどと比べ、際立って大きいのが特徴です。ただ、殻はあまり厚くありません。
泥に潜って生息するため、生きた個体を見つけるのは簡単ではないですが、児島湖沿岸では、ドブガイの大きな貝殻があちこちに打ち上げられているのを確認することができます。
イシガイ科の二枚貝は、タナゴ類の卵の産卵場所として重要な意味を持っています。

食性
ろ過食性で、水中のプランクトンなどを、入水管から水ごと取り込み、ろ過して食べます。

繁殖方法
3~8月にかけて雌雄での交尾を行い、子貝(グロキディウム幼生)を出水管から放出します。放出された子貝は、タナゴやヨシノボリ類などの淡水魚の体表に取り付き、移動します。

 
  児島湖沿岸に打ち上げられたドブガイの殻。大人の手よりも大きいサイズです。→ ドブガイの殻  
 
  調査隊員 ドブガイは他の貝に比べても、飛びぬけて大きな殻をもっています。しかし、調査で見つかるのは小さいものばかり。一番大きなものでも、せいぜい100mmほどだったと思います。大きなものは、もっと深い場所に潜んでいるのでしょうか。  
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