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トンボ科の一種   トンボ科の一種
トンボ目トンボ科
学名:Libellulidae gen.sp.
体長:11~25㎜(終齢幼虫)
生息域:流れのゆるやかな河川、止水域、汽水域

 

特徴
水生植物の根本や砂泥の水底に生息している、トンボの仲間です。一概には言えませんが、種によっては、海岸沿いの池や塩田などの、塩分の混じった水域にも生息していることがあります。
トンボの仲間全体を見ると、ヤゴの形態には、著しく扁平なもの(コオニヤンマなど)と、逆に著しく細長いもの(イトトンボなど)、2つの傾向が見られますが、トンボ科のヤゴは、そのちょうど中間のような形態をしています。一見して、ギンヤンマオニヤンマの体を寸詰まりにしたような感じです。体同様、脚も短い種が多く見られます。
トンボ科は、国内では50種以上が確認されています。日本最小のトンボとして知られるハッチョウトンボや、里山の秋の風物詩であるアキアカネ(赤とんぼ)なども、このトンボ科に属しています。

食性
肉食性で、小魚や他の水生昆虫などを捕食します。

繁殖方法
種によって繁殖時期はまちまちですが、大体5~11月にかけて、交尾と産卵が行われます。

 
  調査隊員 名前も姿も、何とも平凡な科です。幼虫期は冴えない風采ですが、成虫になれば、誰もが目にするスター選手を多数抱える、大器晩成型といった感じでしょうか。実際、「赤とんぼ」にヤゴの時期がある、というのは、あまり想像しない人が多いのではないかと思います。  
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