特徴
水生植物の根本や砂泥の水底に生息している、トンボの仲間です。一概には言えませんが、種によっては、海岸沿いの池や塩田などの、塩分の混じった水域にも生息していることがあります。
トンボの仲間全体を見ると、ヤゴの形態には、著しく扁平なもの(コオニヤンマなど)と、逆に著しく細長いもの(イトトンボなど)、2つの傾向が見られますが、トンボ科のヤゴは、そのちょうど中間のような形態をしています。一見して、ギンヤンマやオニヤンマの体を寸詰まりにしたような感じです。体同様、脚も短い種が多く見られます。
トンボ科は、国内では50種以上が確認されています。日本最小のトンボとして知られるハッチョウトンボや、里山の秋の風物詩であるアキアカネ(赤とんぼ)なども、このトンボ科に属しています。
食性
肉食性で、小魚や他の水生昆虫などを捕食します。
繁殖方法
種によって繁殖時期はまちまちですが、大体5~11月にかけて、交尾と産卵が行われます。
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