特徴 水生植物の繁茂した場所に多く生息している巻貝です。
俗名をジャンボタニシといいますが、本来のタニシ類とは全く違った種です。極めて大きく、縦・横の比率が同じくらいの丸型の殻をしています。
南アメリカ原産の外来種で、食用として日本に持ち込まれたのが野生化したものです。現在では日本各地でその姿を目にするようになりました。
寿命は3~5年ほどですが、寒さに弱く、冬季に土に潜ることができなかった個体は、そのまま凍死してしまいます。
食性
植食性で、様々な種類の植物を食べます。特に新芽のような、まだ軟らかくみずみずしい部位を好みます。成長して繊維質になった大きな植物を食べることはあまりありません。
繁殖方法
4~10月にかけて、雌雄での交尾が行われます。メスは、どぎついピンク色をした卵を、水田や用水路の壁などに産み付けます。
ジャンボタニシの卵は、水中ではふ化できないため、ふ化の前に卵が水に落ちてしまうと、子貝は卵からかえることができません。
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