特徴
流れのない、汚れた水域に多く生息する、ハエの仲間です。
ハナアブの幼虫は、別名をオナガウジとも言います。見た目はその名の通り、長い尾の生えたウジムシそのものですが、尾のように見えるのは、呼吸のための管(呼吸管)です。この長い呼吸管を水面に出して呼吸を行ないます。水の外の空気で呼吸できるため、汚れた、酸素濃度の低い水域でも生息が可能です。
成虫になると、ハチによく似た姿になります。他のハエの仲間と異なり、ヒトに対して、特に害を与えることはありません。
食性
腐食性で、水底の腐植物を食べます。
繁殖方法
成虫は春から秋にかけて見られます。交尾を終えたメスは、生息に適した汚れた水の近くに卵を産み付けます。
|