底生メニュー
指標生物解説バナー
 
ハナアブ科の一種   ハナアブ科の一種
ハエ目ハナアブ科
学名:Syrphidae sp.
体長:約20㎜(幼虫)
生息域:流れのない河川、下水溝など

 

特徴
流れのない、汚れた水域に多く生息する、ハエの仲間です。
ハナアブの幼虫は、別名をオナガウジとも言います。見た目はその名の通り、長い尾の生えたウジムシそのものですが、尾のように見えるのは、呼吸のための管(呼吸管)です。この長い呼吸管を水面に出して呼吸を行ないます。水の外の空気で呼吸できるため、汚れた、酸素濃度の低い水域でも生息が可能です。
成虫になると、ハチによく似た姿になります。他のハエの仲間と異なり、ヒトに対して、特に害を与えることはありません。

食性
腐食性で、水底の腐植物を食べます。

繁殖方法
成虫は春から秋にかけて見られます。交尾を終えたメスは、生息に適した汚れた水の近くに卵を産み付けます。

 
  調査隊員 「オナガウジ」という名前は、まさに的確だと思います。調査で見つけた時、持ち帰るためにアルコールの中に入れたのですが、苦しがって、シッポをビタンビタンとのたうたせているのは、さすがに少し気味が悪かったです…  
当サイト内の全ての情報の無断使用を禁ず
© 児島湖と児島湖流域の生物 All Rights Reserved.
▲ページトップ▲