特徴
水生植物の繁茂した場所に生息する、トンボの仲間です。
大型のヤゴで、円筒形の体はやや緑色を帯びています。泳ぎが得意で、外敵から逃げるときなどは、尾の先端から、まるでジェット噴射のように勢いよく水を噴出し、その反動で前進します。
食性 強力な捕食者で、ユスリカなどの水生昆虫のほか、メダカ、オタマジャクシなども捕食します。エサが少ないと、ギンヤンマのヤゴ同士が共食いを行うこともあるようです。
繁殖方法
4~11月にかけて羽化します。成熟したオスは、縄張りに侵入してきたメスと交尾を行います。交尾を終えた雌雄は、水面近くの植物に卵を産み付けます。
ギンヤンマの産卵は雌雄が体を連結させたまま行われますが、これは大型のトンボとしては極めて珍しいケースです。
|