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オニヤンマ   オニヤンマ
トンボ目オニヤンマ科
学名:Anotogaster sieboldii
体長:40~46㎜(終齢幼虫)
生息域:湧水、用水路、湿地など

 

特徴
河川の源流から用水路に至るまでの、極めて広範囲に生息する、トンボの仲間です。
他の種類のヤゴに比べても抜きん出て大きな体をしています。円筒形の体はスマートながらもがっしりとしていて、体色は黄褐色です。体全体に、毛がびっしりと生えているのが特徴的です。
また、ケラの前足のような形の大アゴも、他のヤゴには見られない特徴で、オニヤンマが強力な捕食者であることを示しています。

食性
肉食性で、トビケラやカゲロウなどの水生昆虫のほか、成長すると小魚も捕食するようになります。また、仲間同士で共食いを行うこともあります。

繁殖方法
幼虫は6~9月にかけて羽化し、交尾を行います。交尾を終えたメスは、水中の泥などに産卵管を突き立て、卵を産み付けます。
オニヤンマは成虫になるまでに長い時間を要し、ふ化してから成虫になるまでには、3~5年ほどが必要になります。

 
  調査隊員 日本最大のトンボのヤゴだけあって、貫禄十分といった感じです。成虫になると、エメラルドグリーンの美しい目をした、とても立派なトンボになります。  
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