特徴
河川の上流から中流にかけての、水のきれいな場所に多く生息する、トビケラの仲間です。 トビケラの仲間の幼虫としては例外的に、ナガレトビケラは巣を作りません。ただし、幼虫からサナギになるときには、口から糸を吐いてマユ状の巣を作ります。 ナガレトビケラ属は、トビケラの仲間の中では最大の属で、日本では100種ほど、世界では600種ほどが記録されています。
食性
ナガレトビケラ属の多くは肉食で、川底をはい回り、他の水生動物を捕食します。ただ、種によっては、雑食性のものや、植物質を好んで食べるものも存在します。
繁殖方法
ナガレトビケラ属は、主に3~6月にかけて羽化し、交尾を行います。幼虫はサナギになる際、小さな砂粒などを使ってドーム状の小部屋(蛹室:ようしつ)をこしらえ、さらにその中でマユを作ります。 |