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特徴 流れがゆるやかで、砂泥質の河床の水域に多く生息する、ホタルの仲間です。 ホタルは、水生昆虫としては大変にマイナーな生き物であると言えます。ホタルの幼虫はそのほとんどが陸生で、幼虫期を水の中で過ごすのは、国内ではこのゲンジボタルを入れてもたった3種に過ぎません。 ゲンジボタルの幼虫は、いくつかの体節に分かれた、黒褐色の体をしていて、前胸部(胸部のうち、頭部のすぐ後ろの部分)に、黒いひし形の模様があるのが特徴です。ゲンジボタルと名前が対になっているヘイケボタルの場合、ここが十字の形になっているので、そこから区別が可能です。 ホタルの成虫が発光するのは極めてよく知られていますが、幼虫も腹部の後ろ側に発光器を持っており、光らせることができます。
食性 肉食性で、主に、カワニナを好んで捕食します。
繁殖方法 ゲンジボタルの成虫は6月から7月にかけて見られます。尾部の発光器を光らせて互いに通信し、出会った雌雄が交尾を行います。交尾を終えたメスは、水際の岩や倒木などに、およそ1,000個ほどの卵を産み付けます。成虫の寿命は短く、1週間ほどしか生きられません。