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スジエビ   スジエビ
エビ目テナガエビ科
学名:Palaemon paucidens
体長:約55㎜
生息域:水深が深く、流れのゆるやかな場所(淵)、湖沼
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特徴
水草の繁茂した場所に多く生息する、エビの仲間です。
透明な体に、黒い縞模様が何本も走っているのが、スジエビの名前の由来です。 小型のテナガエビとよく似ており、判別しにくいですが、額角(がっかく。頭部の先端にある、角のような部分)の形で、両種を判別することが可能です。
寿命は長く、3年に及ぶ個体もいます。

食性
雑食性で、動物プランクトン、水草、死がいなどを食べます。

繁殖方法
スジエビの繁殖は、3~8月にかけて行われます。卵生ですが、産んだ卵は親エビが腹部に抱え、ふ化するまで保護します。
卵から孵(かえ)った子ども(幼生)は、「ゾエア」と呼ばれ、親とは全く異なった独特の形態をしています。

 
  スジエビの額角の拡大写真→ スジエビの額角  
  テナガエビの額角の拡大写真→ テナガエビの額角  
 
  調査隊員 スジエビとテナガエビの額角(がっかく)を比べると、どちらも細かくトゲが生えていますが、スジエビはトゲとトゲの間に少し間隔が開いているのに対し、テナガエビの方は、すき間なくびっしりと生えそろっているのがわかります。  
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