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ヨシエビ   ヨシエビ
エビ目クルマエビ科
学名:Metapenaeus ensis
体長:約180㎜
生息域:汽水域、海

 

特徴
砂泥の底質の、水生植物の繁茂した水域に多く生息する、エビの仲間です。
ヨシエビという名前は、ヨシの生い茂る汽水域の湖岸に生息していることに由来しています。比較的大型のエビで、薄い赤褐色の体には、細かい毛が無数に生えています。額角(がっかく。頭部の先端にある、角のような部分)が、根本も先端も同じ太さで細長く突き出ており、その上側にだけトゲが生えているのが特徴です。
内湾で採れるものは食用として利用され、味もよいので、商品価値が認められています。

食性
肉食性で、貝類や他の甲殻類などを捕食します。

繁殖方法
6~9月にかけて、ヨシエビの交尾と産卵が行われます。卵から孵(かえ)った子ども(幼生)は、「ゾエア」と呼ばれ、親とは全く異なった独特の形態をしています。
繁殖期に死んでしまう個体が多く、寿命は1年ほどですが、中には交尾の後も生き延び、2年にわたって生きる個体もいます。

 
  調査隊員 水深10m以上の、深いところに住むエビなので、児島湖沿岸では、見ることができません。岸からやや離れた場所での、定置網漁によって確認されました。  
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