特徴 水草の茂った場所に多く生息する、タニシの仲間です。
水の汚れに強く、タニシの仲間の中でも特に広い範囲で確認することができる種です。
螺層(らそう。貝殻の巻きの数)は6層あり、層のふくらみはあまり大きくないものの、各層の境目ははっきり確認することができます。本来は緑褐色や黄褐色などの殻をしていますが、野生のものは殻の表面に藻類が多量に付着している個体が多く、大体は濁った黒緑色に見えます。
食性 雑食性で、水底の泥に付着した藻類などの有機物を食べます。
繁殖方法
6~8月にかけての夏季に交尾を行います。タニシの仲間は卵胎生で、水の中に卵を産み付けることはありません。卵は親貝の中にとどまり、貝の姿に成長するまでそこで過ごしてから、水中に放たれます。
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