底生メニュー
指標生物解説バナー
 
ヒメタニシ   ヒメタニシ
ニナ目タニシ科
学名:Sinotaia quadrata histricus
殻高:約35㎜
殻幅:約23㎜
生息域:流れのゆるやかな河川、細流、用水路
指標生物のページへ

 

特徴
水草の茂った場所に多く生息する、タニシの仲間です。 水の汚れに強く、タニシの仲間の中でも特に広い範囲で確認することができる種です。
螺層(らそう。貝殻の巻きの数)は6層あり、層のふくらみはあまり大きくないものの、各層の境目ははっきり確認することができます。本来は緑褐色や黄褐色などの殻をしていますが、野生のものは殻の表面に藻類が多量に付着している個体が多く、大体は濁った黒緑色に見えます。

食性
雑食性で、水底の泥に付着した藻類などの有機物を食べます。

繁殖方法
6~8月にかけての夏季に交尾を行います。タニシの仲間は卵胎生で、水の中に卵を産み付けることはありません。卵は親貝の中にとどまり、貝の姿に成長するまでそこで過ごしてから、水中に放たれます。

 
  調査隊員 最近は農薬の散布などもあり、食べるのはお勧めできませんが、タニシは食用にもなるおいしい貝です。田楽や壷焼き、はたまた刺身(!)など、「昔はよく食べた」と、懐かしく思う方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。  
当サイト内の全ての情報の無断使用を禁ず
© 児島湖と児島湖流域の生物 All Rights Reserved.
▲ページトップ▲