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シリナガマダラカゲロウ   シリナガマダラカゲロウ
カゲロウ目マダラカゲロウ科
学名:Ephacerella longicaudata
体長:約15~20㎜(幼虫)
生息域:水深が深く、流れのゆるやかな場所(淵)、平瀬、湖沼

 

特徴
流れのゆるやかな水域の、落ち葉や水生植物の多い場所に多く生息する、カゲロウの仲間です。
カゲロウの仲間の中でも、かなり大型の幼虫です。明るい褐色の目立つ体色をしているため、他の科の幼虫とは容易に区別することができます。また、胸部側縁に小さな突起が、左右に1本ずつ付いていること、腹部の側縁に、三角形の突起がぎざぎざに突き出ていることなども特徴的です。
他のマダラカゲロウの例に漏れず、シリナガマダラカゲロウもがっしりとした丈夫そうな体つきをしています。水底をのそのそ歩いて移動し、エサを探します。

 
  シリナガマダラカゲロウの腹部の拡大写真。三角形の突起が左右に並んでいます。→ シリナガマダラカゲロウの腹部  
 
  シリナガマダラカゲロウの胸部を拡大した写真です。分かりにくいですが、小さな突起が左右に1本ずつ突き出ています。→ シリナガマダラカゲロウの胸部  
 

食性
食植性で、水中の藻類や落ち葉のかけらなどを食べます。

繁殖方法
シリナガマダラカゲロウは、3~4月にかけての早春に羽化し、交尾を行います。繁殖サイクルは年に1世代です。

 
  調査隊員 カゲロウの仲間は、人間とは比べ物にならないほど古い時代から生き続けてきた種です。マダラカゲロウの仲間は、なんとジュラ紀には、今と変わらない姿で生活していたそうです。  
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