特徴
流れのない場所に多く生息しています。
見た目は小さな二枚貝そのものですが、殻にはさまれた本体はミジンコのような姿をしており、薄い殻を通して本体の姿を透かし見ることができます。動きもやはり貝よりはミジンコに近く、水底の土をはい回ったり、水中を遊泳したりします。水田で見られる生き物の中ではもっともポピュラーな種のひとつで、カブトエビやホウネンエビとしばしば混生しています。
なお、貝殻のように見えるのは、甲殻が変形したものです。
食性
食植性で、水中の植物プランクトンを食べます。
繁殖方法
7月頃に、雌雄での交尾が行われ、産卵します。卵は耐久性が高く、翌年の5~6月頃まで卵の状態で過ごし、ふ化します。ふ化した幼生は、1ヶ月ほどで大人のカイエビの姿になり、繁殖を行います。
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