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カイエビ   カイエビ目の一種
鰓脚綱カイエビ目
学名:Conchostraca gen.sp.
体長:約8㎜
生息域:池沼、水田

 

特徴
流れのない場所に多く生息しています。
見た目は小さな二枚貝そのものですが、殻にはさまれた本体はミジンコのような姿をしており、薄い殻を通して本体の姿を透かし見ることができます。動きもやはり貝よりはミジンコに近く、水底の土をはい回ったり、水中を遊泳したりします。水田で見られる生き物の中ではもっともポピュラーな種のひとつで、カブトエビやホウネンエビとしばしば混生しています。
なお、貝殻のように見えるのは、甲殻が変形したものです。

食性
食植性で、水中の植物プランクトンを食べます。

繁殖方法
7月頃に、雌雄での交尾が行われ、産卵します。卵は耐久性が高く、翌年の5~6月頃まで卵の状態で過ごし、ふ化します。ふ化した幼生は、1ヶ月ほどで大人のカイエビの姿になり、繁殖を行います。

 
  調査隊員 体が2枚の殻の間にすっぽりと入っているため、泳ぐときは、殻を開けて、その間から脚を出して泳ぎます。殻が邪魔をして、かなり泳ぎづらいんじゃないでしょうか。  
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