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ミズカゲロウ科の一種   ミズカゲロウ科の一種
アミメカゲロウ目ミズカゲロウ科
学名:Sisyridae gen.sp.
体長:約5㎜(幼虫)
生息域:流れのない河川、湖沼

 

特徴
流れのない水域に多く生息しています。
ミズカゲロウの幼虫は、オオマリコケムシやタンスイカイメンなどの体内に寄生して生活します。薄緑色の体は卵形をしており、頭部の先端から長く伸びた管状のアゴ(吸収アゴ)と触角を確認することができます。
ミズカゲロウが属するアミメカゲロウ目は、名前にカゲロウと付き、形態的にもよく似ていますが、カゲロウの仲間とは大きく離れた種です。

食性
自分の寄生しているオオマリコケムシやタンスイカイメンを食べて生活しています。頭部から伸びた吸収アゴを突き刺し、内部の体液を吸収します。ミズカゲロウの幼虫の消化管には、出口が付いていません。そのため、幼虫の間は一切排泄は行わず、羽化してから初めて排泄を行います。

繁殖方法
ミズカゲロウ科の羽化は5~9月にかけて行われます。交尾を済ませたメスは、水際の植物の葉の裏などに、卵のかたまり(卵塊)を産み付けます。

 
  調査隊員 住むところがタンスイカイメンなら、食べるものもタンスイカイメン。まるで、お菓子の家に住んでるみたいですね。タンスイカイメンがお菓子みたいにおいしいのなら、ちょっとあこがれるのですが。  
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