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ゴマフガムシ   ゴマフガムシ
コウチュウ目ガムシ科
学名:Berosus punctipennis
体長:3~7㎜(成虫)
生息域:流れのない河川、池沼、水田

 

特徴
流れがなく、水草の繁茂した水域に多く生息している水生昆虫です。
最大で40mm近くになるガムシの仲間の中では、かなり小型の種です。水中から酸素を取り入れることができないため、腹部に空気を蓄え、呼吸に利用します。名前にはゴマフと付いてはいますが、体にちりばめられているゴマ粒状の模様はあまり目立たず、一目見ただけでは確認することができません。
翅(はね)を持っており、電灯などに群がっていることもあります。

 
  ガムシ(Hydrophilus acuminatus)の腹面図。胸部から腹部にかけて、長い突起が、ほぼ体と平行に伸びています。→ ガムシの腹面図  
 

食性
幼虫の間は肉食性で、他の水生昆虫などを捕食しますが、成虫になると食植性に変わり、水草や腐植物などを食べるようになります。

繁殖方法
5~7月にかけて交尾と産卵を行います。メスは、水面に浮いた水草に、卵の入った袋(卵のう)を産み付けます。

 
  調査隊員 ガムシの成虫は、他の水生昆虫に比べると、あまり水に住むのに適していないように見えます。水の中ではバタバタ泳ぎですし、「本当は陸の方が合ってるけど、幼虫の時から水に住んでたから、まあこのままでいいか」という感じで、ダラダラと住み続けているのでしょうか。  
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