食性
ろ過食性で、水中のプランクトンを水と一緒に取り込み、ろ過して食べます。
繁殖方法
タイワンシジミは雌雄同体です。卵胎生で、子貝は親貝の体内でふ化し、小さな貝の姿になるまで成長してから、水中に放たれます。繁殖は1年を通して行われるようです。
要注意外来生物指定の理由
遺伝子汚染により、国内種であるマシジミを駆逐してしまうことが懸念されています。
タイワンシジミは繁殖の際、大量の精子を水中に放出します。その精子をマシジミが受精した場合、子貝はすべてタイワンシジミになってしまいます。これは、マシジミやタイワンシジミが、精子の持つ遺伝子のみを引き継ぐ、「雄性発生」という特殊な遺伝方式を持っているからです。
またマシジミに比べ、水質汚染への耐性も段違いに強いため、多くの河川で、マシジミがタイワンシジミにとって変わられようとしているのではないかと言われています。
要注意外来生物:飼養等の規制はありませんが、自然界では生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、利用している個人や事業者等に対し、正しい取扱いをお願いしている外来生物です。
|