| 特徴岩や礫(れき)の河床に多く生息する、トビケラの仲間です。
 ニンギョウトビケラの幼虫は、礫や砂粒を使って自分の体ほどの小さな巣を作り、この巣を携帯して生活します。両脇に3対ほどの大きめの石をつけているのが特徴です。
 ニンギョウトビケラという和名は、この巣の形を人形に見立てたことに由来しています。山口県岩国市の錦帯橋付近では、この巣が「人形石」という土産物として売り出されています。
 食性食植性で、岩の表面などに付着した藻類を食べます。
 繁殖方法5~10月にかけて羽化し、交尾を行います。交尾後、メスは水中に潜り、川底の石の下に卵を産み付けます。
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