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ヒメトビイロカゲロウ   ヒメトビイロカゲロウ
カゲロウ目トビイロカゲロウ科
学名:Choroterpes altioculus
体長:5~6㎜(幼虫)
生息域:流れのゆるやかな河川

 

特徴
流れがゆるやかな場所の、石の下に多く生息する、カゲロウの仲間です。
ヒメトビイロカゲロウに見られる特徴としては、腹部についた7対のエラのうち、一番前側の1対のみが、とがった針のような形をしており、残りの6対が、葉のようにふくらんだ形をしている点が挙げられます。また、頭部は丸みを帯びて見えますが、よく見ると発達した大アゴが備わっているのが確認できます。

食性
岩などに付着した藻類を食べます。

繁殖方法
春から秋にかけて羽化した個体が交尾を行い、産卵します。卵や小さな幼虫は、河川の中州のすき間を流れる水(間隙水:かんげきすい)の中から多く見つかっているため、このような、ごく小さな流れを選んで産卵しているものと思われます。

 
  調査隊員 カゲロウの幼虫の最大の特徴である、腹部の「エラ」。研究者がエラを全て取り除いてみたところ、カゲロウはまったく問題なく呼吸することができたとか。
実は、呼吸のためのものではなく、エラを動かすことによって、体の表面の水を入れ替えているんだそうです。
 
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