特徴
砂質や泥質の河床に多く生息している、カゲロウの仲間です。
日本産のカワカゲロウ科の幼虫として知られるのは、このキイロカワカゲロウだけです。河川の中流から下流では、かなり普通に見られる種で、場合によっては、川の中に、ほとんどキイロカワカゲロウ1種しか見られなくなってしまう事もあります。
外見的な特徴としては、頭部から突き出した大アゴ、腹部に付いている6対のエラ(Yの字形に枝分かれしています)などが挙げられます。
食性
腐食性で、水中の細かな有機物粒子を食べます。
繁殖方法
5月から9月にかけて羽化した個体が交尾を行い、産卵します。
キイロカワカゲロウは、全ての個体が同時期に羽化するわけではありません。年に1回だけ羽化を行う集団と、2回にわたって羽化を行う集団が混在しており、複雑で独特な繁殖サイクルを形作っています。 |