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イシビル科の一種   イシビル科の一種
ノドビル目イシビル科
学名:Erpobdellidae gen.sp.
体長:約50㎜
生息域:河川、用水路、水田など
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特徴
流れの強くない水域の、石の下などに生息する、ヒルの仲間です。
イシビル科のヒルは、まるでヘビのような長細い体型をしています。よく発達した筋肉を持ち、動きは活発です。グロシフォニ科のヒルがシャクトリムシのような移動をするのに対し、イシビル科のヒルは、体全体を大きくくねらせながら勢いよく移動します。
イシビル科のヒルの頭部には、アゴや歯(のような突起)は付いていません。その代わりに、きわめてよく発達した咽頭(ノド)を持ちます。

食性
肉食性で、ミミズやその他の小さな水生昆虫などを捕食します。

繁殖方法
ヒルの仲間はすべて雌雄同体です。イシビル科の交尾は、相手の体表に精包(精子が入った袋のようなもの)を付着させる、間接的交尾という形態をとります。親ヒルは、グロシフォニ科のように、産みつけた卵を保護することはありません。水中の石や水草などに卵を産みつけた親ヒルは、そのまま卵を置き去りにしてしまいます。

 
  調査隊員 とにかくよく動きます。動きの活発さだけなら、全ての底生生物の中でも、トップクラスなのではないでしょうか。見た目は気持ち悪く思うかもしれませんが、イシビル科のヒルは無害で、人の血を吸ったりはしません。  
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