底生メニュー
指標生物解説バナー
 
ハブタエモノアラガイ   ハブタエモノアラガイ
モノアラガイ目モノアラガイ科
学名:Pseudosuccinea columella
殻高:約10㎜
殻幅:約6㎜
生息域:流れのゆるやかな河川、用水路、池沼

 

特徴
あまり流れの強くない場所の、水面近くに多く生息する巻き貝です。北アメリカ原産の外来種で、観賞用の水草などと一緒に日本に入ってきたと言われています。
他のモノアラガイの仲間と比べ、殻が全体に細長く、同様に殻口も細長く大きく開いています。殻に蓋はなく、水面上に出て直接空気呼吸を行ないます。
「ハブタエ」という和名は、「羽二重」という布地の名前に由来しており、殻の表面に、細かい布目のような格子状の模様が見られるところから来ています。

食性
食植性で、水中の藻類を食べます。

繁殖方法
ハブタエモノアラガイは雌雄同体です。2個体による交尾によって増えるほか、単独での産卵も可能です。

 
  調査隊員 北アメリカから来た外来種なのに、雅な和名を付けられているのが、何だか似合いません。名前の由来になっている、殻の表面の布目模様は、肉眼で見るかぎり、そう目立つものではありません。  
当サイト内の全ての情報の無断使用を禁ず
© 児島湖と児島湖流域の生物 All Rights Reserved.
▲ページトップ▲