形態
カワムツにとてもよく似ていますが、うろこが小さく、つるっとした印象です。
(ヌマムツの側線鱗数は53~63で、カワムツの側線鱗数46~55よりも多くなっています。)
胸びれと腹びれの前方の縁が、赤色をしている点も特徴です。
ヌマムツとカワムツは、上から見ると背びれの前に黄色い点があります。
(右画像:カワムツ類の魚を上から見たところ。黄色い点が見えます。)
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)
産卵 産卵期は5~8月です。 繁殖期になると、オスの口やえらぶたには追星が現れ、口の下側やお腹がきれいな桃色に変わります(右の画像参照)。 産卵は、砂底になっている浅瀬で行われます。産卵の際には、砂を巻き上げているような行動をとります。
生活 産まれた個体は、およそ2年で成熟します。食性は雑食性で、藻や昆虫、底生動物などを食べます。
カワムツが流れのある場所に生息するのに対して、ヌマムツは流れのない場所を好みます。同じ川にヌマムツとカワムツがすんでいる場合、たいていはヌマムツは下流側に、カワムツは上流側にすみつきます。
|