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ヌマムツ   ヌマムツ
コイ科ダニオ亜科カワムツ属
学名:Nipponocypris sieboldii
全長:15~20cm
県内分布:河川の中下流域
地方名:ハエ、アカバエ

 

上から見たカワムツ類形態
カワムツにとてもよく似ていますが、うろこが小さく、つるっとした印象です。
(ヌマムツの側線鱗数は53~63で、カワムツの側線鱗数46~55よりも多くなっています。)
胸びれと腹びれの前方の縁が、赤色をしている点も特徴です。
ヌマムツとカワムツは、上から見ると背びれの前に黄色い点があります。

(右画像:カワムツ類の魚を上から見たところ。黄色い点が見えます。)
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)

婚姻色の出たヌマムツ産卵
産卵期は5~8月です。
繁殖期になると、オスの口やえらぶたには追星が現れ、口の下側やお腹がきれいな桃色に変わります(右の画像参照)。
産卵は、砂底になっている浅瀬で行われます。産卵の際には、砂を巻き上げているような行動をとります。

 

生活
産まれた個体は、およそ2年で成熟します。食性は雑食性で、藻や昆虫、底生動物などを食べます。
カワムツが流れのある場所に生息するのに対して、ヌマムツは流れのない場所を好みます。同じ川にヌマムツとカワムツがすんでいる場合、たいていはヌマムツは下流側に、カワムツは上流側にすみつきます。

 
  調査隊 2003年に、カワムツと違う種類だと分かってヌマムツという名前がついたんだよ。それまではカワムツA型と呼ばれていたんだよ。  
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