形態
体色は、背側がオリーブ色で、腹側は銀白色をしています。
脂びれと尻びれの縁は黄色~オレンジ色をしています。
縄張りを持つアユには、胸びれのあたりに黄緑色の斑紋があります。
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)
産卵
産卵期は9月~12月です。
このころのアユは「さびアユ」と呼ばれ、オス、メスともに体が黒っぽくなり、腹部が赤く色づきます。 産卵場所は、夏に暮らしていた場所の下流にある石の多い浅瀬で、夜間に集団で産卵します。
卵の直径は約1.0mmで、2週間ほどでふ化します。
生活
アユは成長するとなわばりを作り、その中でエサとなる付着藻類(石についた珪藻など)を食べて生活します。
子どもの時は水中のプランクトンや昆虫を食べますが、成長するにしたがって付着藻類を食べるようになります。
アユは川で産まれてすぐに海に降り、そこで成長した後にまた川を上ってくるという行動をとります(これを「両側回遊」と言います)。
メモ
アユは昔から今に至るまで重要な食材とされており、食べ方も捕り方も様々な種類があります。
|