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カワムツ   カワムツ
コイ科ダニオ亜科カワムツ属
学名:Nipponocypris temminckii
全長:12~20cm
県内分布:河川の上中流域
地方名:ハエ、アカバエ

 

上から見たカワムツ類形態
体色は背中が褐色で、腹側は白色、体側には黒っぽい色をした縦条があります。また上から見ると、背びれの前に黄色の点があります(右の画像参照)。各ひれは黄色をしています。オイカワヌマムツと同じく、三角形をした大きな尻びれを持っています。
オスはメスよりも大きくなり、特に尻びれが長く、大きくなります。
ヌマムツとよく似ていますが、ややうろこが大きいことや(カワムツの側線鱗数は46~55で、ヌマムツの53~63よりも少なくなっています。)、胸びれと腹びれの前縁が黄色であることなどで見分けることができます。
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)

産卵
産卵期は春~初夏で、底が砂や礫(れき:直径2mm以上の小石)になっている浅場に集まって産卵します。
繁殖期には、オスは頭と腹側、ひれが朱色や暗赤色に変化し、白色の追星が頭部と尾びれにブツブツとたくさん現れます。

コウライニゴイを追い払うカワムツ生活
河川の上~中流域にすみ、流れがゆるやかになっている場所を好みます。
付着藻類や底生生物、小魚、卵、水面に落ちた虫などを食べる雑食性の魚です。
ふ化後、2年で成熟します。
縄張りを形成し、摂餌場所をめぐって個体同士が激しく争うこともあります。

(右画像:水槽の中で、自分よりも大きなコウライニゴイを追い払うカワムツ。)

 
  調査隊員 ヌマムツと違って、流れのある所にいるんだよ。  
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