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コイ   コイ
コイ科コイ亜科コイ属
学名:Cyprinus carpio
全長:40~100cm
県内分布:上流域を除く河川や湖沼。
地方名:マゴイ

 

形態
フナに似ていますが、口に長短1対ずつのひげを持っている点で見分けることができます。またフナ類よりもが長く、頭部が三角形に(スマートに)見えます(下の画像参照)。うろこの縁は色が濃くなっており、まるでうろこが縁取られているように見えます。
歯はありませんが、のどに退化した臼歯状の咽頭歯(いんとうし)があります。

コイの口・アップ
(上画像:コイの口を拡大した画像。ひげのついている位置がよくわかります。)
コイの全体像
(上画像:コイの全体像。三角形をした頭部、口のひげ、縁取られているかのようなうろこなどの特徴がわかります。)
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)

産卵
産卵期は4~7月で、浅瀬にある水草などに卵を産みつけます。1回の産卵で産みつけられる卵の数はとても多く、だいたい20万~60万粒ぐらいは産みます。
卵は、1週間足らずでふ化します。

生活
河川の中下流域や、湖、池にすみ、中でも流れのゆるやかな砂泥底の場所を好みます。
産まれてからオスは約2年、メスは約3年で成熟します。魚の中では長寿で、一般的には20年、中には50年以上も生きる個体が見つかっています。
臼歯状の咽頭歯(いんとうし)で、好物のカワニナなどの貝類を砕いて食べます。また貝類以外にも、甲殻類や水生昆虫、小魚、水草など、幅広く食べます。

 
  調査隊 端午の節句の“こいのぼり”はこの魚がモデル。
ねっ、うろこのふちが濃い所がよく似てるでしょ!
 
 

メモ
庭の池などで飼われているニシキゴイは、突然変異で生じた色のついたコイ同士を繰り返し交配し、人工的に作りだした魚です。

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