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シロヒレタビラ   シロヒレタビラ
コイ科タナゴ亜科タナゴ属
学名:Acheilognathus tabira tabira
全長:6~8cm
県内分布:南部の河川、用水
地方名:カメンタ

 

形態
体側には長い縦条があり、肩に濃い青色をした丸い斑があります。
側線は完全で、口には短いひげが1対ついています。
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)

産卵
産卵期は春で、オスは尻びれの下の淵が白い帯状に染まり、その内側は黒く変色します。また、縦条の背方に紅色の縦条がでます。メスでは白い産卵管が伸びてきますが、その長さはあまり長くなく、尾びれを越えることはありません。
メスはドブガイマツカサガイなどの二枚貝に卵を産みつけ、その後でオスが二枚貝の入水管付近に放精します。

生活
タナゴ類としては深いところまで生息している方で、水深30~40m付近から採取された例もあります。
砂泥底で生活し、主に付着藻類を食べます。

タナゴ産卵タナゴメモ
タナゴ属の魚はみんな二枚貝のお世話になります。その一方で、二枚貝の方もクロキディウムと呼ばれる幼生(赤ちゃん)を近づいてきたヨシノボリなどの魚のひれに付着させて1~2週間ほど運んでもらいます。

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