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ドンコ   ドンコ
ハゼ科ドンコ属
学名:Odontobutis obscura
全長:20~25cm
県内分布:河川の中流域

 

ドンコの受け口形態
頭が大きく、体はズングリしています。眼は高い位置に付き、その下にくぼみがあります。
体色はこげ茶色で体側に大きくて黒い斑紋がついており、まるで川底に溶け込むような色合いです。
大きな口の唇は厚く、下あごが前に出ている「受け口」をしています(右の画像参照)。
→各部の名称を見る(ひれの位置や模様など)

産卵
産卵期は、春から夏にかけてです。その頃のオスは体色が黒っぽくなり、頬や額がふくれます。
オスは大きな石の下などに産卵室と呼ばれる空間を作り、メスを迎えます。メスは産卵室の天井に、黄色っぽい卵を産み付けます。
産卵後は、オスが卵の世話をします。
また産卵期間中、オスは産卵室の中で「グーグー」と大きな音で鳴くという、おもしろい行動をとります。

生活
川の上流下部から中流域にある淵を中心に生息し、特に砂底の場所を好みます。
昼間は物陰に潜んでいますが、夜になると活動を始めます。
大食漢で、水底近くにある動くものには反射的に襲いかかります。

 
  調査隊 上から見ると、背中にひし形の模様が
はっきりと見えます!
 
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