特徴
メスオスともほぼ同じ色柄です。体の上面は黒褐色です。頭と体の下面にかけて白く、額から頭頂(とうちょう)にかけて黒褐色の縦斑(じゅうはん)があります。黒い過眼線(かがんせん)があり後頭でつながっています。短めの冠羽(かんむりばね)があります。胸の褐色の帯は、メスは太く、オスは薄い傾向がありますが、帯自体ない個体もいます。クチバシは黒く短くて鋭いかぎ状になっています。虹彩(こうさい)は黄色く、目つきは鋭いです。飛翔中に下から見える翼下面(よくかめん)は白く見える部分が多いです。翼の先端の羽は黒く長めで重ならずバラバラに分かれているのがわかります。翼は細長く、尾羽(おばね)は短いです。足は白く鋭い爪を持っています。
鳴き声
連続してゆっくりと 「ピヨピヨピヨ」
空中で同種と出会うと 「チョチョ」
などと聞こえる声で鳴きます。
食べ物
魚類。
すみか
海岸、湖沼、大きな河川、ダム湖などの水域。
巣
海岸の絶壁や水辺の大木や鉄塔などに大きな皿状の巣を造ります。枯れ枝を巣材として使います。
習性
水面近くを泳ぐ魚を飛びながら探し、見つけるとホバリングしてから一気に急降下して足で捕らえます。捕らえた魚は邪魔されないところまで運んで食べます。
メモ
魚を運ぶときは2本の足で魚をつかんで空気抵抗を少なくするため魚の頭が前になるように工夫して持ちます。
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