特徴
額から尾羽(おばね)まで体の上面は茶褐色で、黒い縦斑(じゅうはん)があります。顔から胸にかけては青灰色です。クチバシの根元から目の下をとおって後頭にかけて、黒っぽい線があります。虹彩(こうさい)は鈍い赤色です。クチバシは黒褐色で、下クチバシの根元が赤っぽいです。腹から下尾筒(かびとう)にかけては黒く、白く太い横斑(おうはん)があり、目立ちます。足はがっしりとしていて足指は太く、黄褐色です。
鳴き声
短く 「キュッ」
ひと声だけ 「キューイ」
などと聞こえる声で鳴きます。
食べ物
昆虫類、甲殻類、ミミズ類、小魚、植物の種子など。
すみか
平地から低山の水辺の草地、ヨシ原、休耕田、水田など。
習性
秋に冬鳥として北海道や本州北部などから飛来します。
繁殖期(はんしょくき)以外は単独で生活します。警戒心が強く、湿地の草むらやヨシ原などから離れません。首を前方に伸ばし体を低くして、がっしりとした足で歩きます。歩くときは尾羽(おばね)を上向きに立てるようにして歩きます。敵が近づくと、タタタと走って草陰に隠れます。半夜行性のため飛ぶ姿を見ることは稀ですが、飛ぶときは足を垂らして飛びます。
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