特徴
クチバシは黒色です。虹彩(こうさい)は黒色です。翼鏡(よくきょう)は暗緑色です。足は灰色で短めで、水かきがあります。
-----オス(↑上の写真)
頭は濃い赤紫色で、目より後方の広い範囲が光沢のある緑色です。後頭の羽毛が長く伸びて冠羽(かんむりばね)となっています。喉と首は白く、首輪のように見える黒線があります。クチバシの根元中央に丸い白斑がありよく目立ちます。背と腹は白色と黒色のさざ波模様で、腰の両側に黒い線で囲まれた黄白色の部分があります。尾は黒く、鎌のような形に垂れて飾り羽(かざりばね)となっている長い三列風切(さんれつかざきり)に覆われています。
-----メス
全体に褐色で黒褐色のまだら模様があります。オス程ではありませんが、後頭の羽毛がやや長いです。
鳴き声
澄んだ声で 「ホイッ、ホイッ」
などと聞こえる声で鳴きます。
食べ物
主に植物食で草の種子、水草、落穂など。水生昆虫を食べることもあります。
すみか
湖沼、池、河川、内湾、港など。
習性
主に冬鳥としてシベリア東部などから飛来します。 小さな群れをつくり、他のカモ類に混じっていることが多いです。 ヨシガモは「淡水ガモ」に分類されています。(※下のメモ参照)
メモ
カモの仲間はその体型や生活様式により、淡水ガモと海ガモに分けることができます。
●淡水ガモは「水面採餌ガモ」とも呼ばれ、主に川や湖で生活し、水面や水面近くのエサを逆立ちして食べ、飛び立つときは助走しません。
●海ガモは「潜水ガモ」とも呼ばれ、淡水域にもいますが主に海上で生活し、水中に全身潜ってエサを採り、飛び立つときは水面を蹴って助走してから飛び立ちます。
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