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タシギ属の一種   タシギ属の一種
チドリ目シギ科タシギ属
・タシギ
・ハリオシギ
・チュウジシギ
・オオジシギ
上記4種のうちいずれか

 

共通の特徴
クチバシはまっすぐで細く、とても長いです。黄白色の頭頂(とうちょう)の線、眉斑(びはん)、目の下の線があります。黒褐色の過眼線(かがんせん)頬線(ほおせん)があります。背と肩羽(かたばね)は黒褐色で、羽には黄白色のふちどりがあり、重なって左右2本ずつの線になって見えます。胸は黄褐色で黒いまだら模様があります。腹は白く、足は灰色がかった褐色です。尾羽(おばね)は短く、先は赤褐色です。

鳴き声
タシギは飛び立つときに 「ジェッ」
ハリオシギは 「ジーッ」 「ジェーッ」
チュウジシギは 「クェッ、クェーッ」
オオジシギは飛び立つときに 「ゲェッ」
などと聞こえる声で鳴きます。

食べ物
ミミズ、昆虫類の幼虫、貝類など。

すみか
水田、湿地、湖沼など。

習性
長いクチバシを地中に差し込んでエサを捕らえます。

それぞれの違い

タシギ
学名:Gallinago gallinago
英名:Common Snipe
漢字:田鷸

全長 全長:25~27cm
翼開長 翼開長:44~47cm
9月から5月にかけて見られる

・尾羽(おばね)の枚数:14枚(12~18枚の個体もいます)
次列風切(じれつかざきり)の先が白く、飛んだときに翼の後ろ側のふちの白線となり目立ちます。
・タシギ属4種の中で最も、水気のあるところにいることが多いです。


ハリオシギ
学名:Gallinago stenura
英名:Pintail Snipe
漢字:針尾鷸

全長 全長:25~27cm
翼開長 翼開長:44~47cm
春と秋の渡りの時期に見られる

・尾羽(おばね)の枚数:26枚(24~28枚の個体もいます)
・タシギ属4種の中では最も、尾羽(おばね)の突出(とっしゅつ)が少ない傾向があります。
・外側の尾羽(おばね)が非常に細く、名前の由来ともなっています。


チュウジシギ
学名:Gallinago megala
英名:Swinhoe's Snipe
漢字:中地鷸

全長 全長:27~29cm
翼開長 翼開長:47~50cm
春と秋の渡りの時期に見られる

・尾羽(おばね)の枚数:20枚(18~26枚の個体もいます)
・翼を閉じたとき、初列風切(しょれつかざきり)三列風切(さんれつかざきり)から少し出る個体がいます。
・タシギ属4種の中では最も、乾いたところを好む傾向があります。


オオジシギ
学名:Gallinago hardwickii
英名:Japanese Snipe
漢字:大地鷸

全長 全長:28~33cm
翼開長 翼開長:48~54cm
春と秋の渡りの時期に見られる

・尾羽(おばね)の枚数:16枚(14~19枚の個体もいます)
・タシギ属4種の中では最も大きいです。
・オオジシギだけが国内(本州中部以北)で繁殖(はんしょく)します。
・繁殖期には特徴的なディスプレイ飛翔を行います。


 
  このタシギ属4種は見た目がそっくりで、野外での識別はとても難しいです。  
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