概要 池や沼で見られる多年生の水草です。 地中に根茎を横にはわせ、長い葉柄(ようへい)を伸ばして葉を水面に浮かべる浮葉植物です。
日本での分布
本州、四国、九州に見られます。
特徴
表面は緑色で、裏面は褐紫色を帯びています。果実は卵形で扁平、種子も扁平で約3mmです。
花
夏に黄色い花を咲かせます。花の大きさは3cmほどで、5つの切れ込みがあります。 花は朝に咲き、昼には閉じてしまいます。
見分け方
ガガブタと似ていますが、判別のポイントは、葉が密生することと、花が違うことと、葉の形の違いです。
現状
繁殖力は旺盛で、大群落をなし、夏の水辺の風物詩でしたが、池沼の開発、水質悪化により、 各地で減少しており、岡山県版レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
また、環境省レッドリストの準絶滅危惧に指定されています。
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